外務省・新着情報

令和5年9月27日
アクイリノ米インド太平洋軍司令官と握手する上川外務大臣
アクイリノ米インド太平洋軍司令官による上川外務大臣表敬の様子

 9月27日、午後3時30分から約30分間、上川陽子外務大臣は、訪日中のジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官(Admiral John C. Aquilino, Commander, U.S. Indo-Pacific Command)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、アクイリノ司令官の訪日を歓迎するとともに、安全保障環境が一層厳しさを増す中、この地域の平和と安定に極めて重要な役割を担っているインド太平洋軍・在日米軍の貢献に感謝する旨述べました。また、上川大臣から、日米同盟は、インド太平洋地域の平和、安全、繁栄の礎であり、現下の状況の中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を強化するため、その重要性は未だかつてなく高まっており、同盟の抑止力・対処力を一層強化していきたい旨述べました。
  2. アクイリノ司令官からは、安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日米同盟の重要性はかつてないほど高まっており、自由で開かれたインド太平洋を実現するため、米国のインド太平洋地域への揺るぎないコミットメントを示していきたい旨発言がありました。
  3. 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行いました。双方は、今般の露朝首脳会談を含め、現下の北朝鮮情勢について意見交換し北朝鮮による核・ミサイル活動の活発化について深刻な懸念を共有し、北朝鮮情勢をめぐる対応について、引き続き、日米、日米韓で連携していくことを確認しました。さらに、双方は、中国による一方的な現状変更やその試みに対する深刻な懸念を共有しました。
  4. 双方は、このような取組を進めながら、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設等の在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、上川大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に配慮した安全な運用、事件・事故への適切な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。

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