日時 令和3年1月15日(金曜日)10時51分~10時59分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)BUZZ MAFF とJリーグ「シャレン!」とのコラボプロジェクトについて
  • 大雪の被害状況等について
  • 外国人の入国制限強化による農林水産業への影響について
  • 吉川元大臣を巡る報道について

 

大臣

  本日私から1点、御報告がございます。農林水産省は本日より、Jリーグの社会連携活動であります「シャレン!」とのコラボ企画として、「BUZZ MAFF」で、「魅せろ!ファーマジスタ」の配信を開始いたします。全国各地のJリーグクラブが、農林水産業を含む地域の産業・社会の活性化を図る活動に取り組まれているところでありまして、その内容をBUZZ MAFFユーチューバーが分かりやすく、楽しく発信することにより、地域の農林水産業への理解・関心を高めていただくことを目指しております。詳細はこの後プレスリリースをさせていただきます。本日、私からは以上です。

記者

  雪の被害についてお伺いします。前回の会見でも、雪の被害についての状況について報告ありましたけれども、その後の状況と、農水省の対策、併せて被害金額など分かりましたらお願いします。

大臣

  令和2年12月からの大雪によります農林水産関係の被害状況につきましては、十分な被害調査を行うことが困難な地域もありますが、現時点におきまして、東北、北陸地方を中心に20都道府県から被害報告を受けております。主な被害として、野菜、果樹、花きの破損・倒伏や、6,766件の農業用ハウス、農業用倉庫、畜産用施設の倒壊・破損等の報告を受けております。農業用ハウス等の被害につきましては、農業共済の迅速な損害評価と早期の共済金の支払、また、日本政策金融公庫の農林漁業セーフティネット資金等の長期・低利の融資で対応することといたしております。また、農林水産省におきましては、これまで甚大な自然災害が発生をした際には、それぞれの災害状況等を踏まえまして、個別災害ごとにどのような支援が必要かを判断しながら対応してきております。引き続き、現地との連絡を密にしながら、まずは被害状況を速やかに把握した上で、農林水産業への影響を最小限とするよう適切に対応してまいりたいと考えております。なお、被害金額が、まだ報告されていないものもございますが、今のところ報告されているものでは21億円ということであります。

記者

  緊急事態宣言の拡大に伴って入国制限が強化されてですね、これまで入れていた11カ国・地域のビジネス関係者も含めて入国できなくなりました。それで、いわゆる外国人の技能実習生の入国ができなくなってですね、去年と同じように、また人手不足になるんじゃないかと懸念するんですけれども、どのように見てらっしゃるか教えてください。

大臣

  お話あったとおり、昨日から、緊急事態解除宣言が発せられるまでの間、すべての対象国・地域とのレジデンストラック及びビジネストラックによる外国人の新規入国を認めないということになりました。今回の措置の農業現場への影響については注視してまいりたいと思っておりますが、今後ですね、日本にいる技能実習生等の在留延長ですとか、他産業からの雇用等による代替人材を確保していくことが必要になってくると考えております。農林水産省としましては、農業現場における生産基盤が確保されるようにですね、引き続き、代替人材の確保に必要となる経費を支援する「農業労働力確保緊急支援事業」によりまして、他産業からの人材確保を後押ししてまいりたいと考えております。

記者

  昨年はこれぐらい不足するというような見通し発表されてましたけども、まだ今年については、そこまでは。

大臣

  都道府県やJA等にですね、聞き取りをして積み上げてみますと、昨年12月末時点でですね、1月から3月までに来日が期待されている農業分野の技能実習生等は、2,000名程度となっているということです。

記者

  吉川元大臣のですね、贈収賄容疑事件に関連して2点伺います。これまで大臣はですね、現金授受に関連しまして、省の政策が歪められたことはないという趣旨の御発言を繰り返されていますが、改めてここの御認識を教えてください。

大臣

  御指摘のような報道があったことは承知しておりますが、これまで申し上げているとおり、捜査機関の活動内容に関わることであることから、コメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、その上で、報道で御指摘を受けている施策の判断は妥当であったと考えております。それぞれ、しっかりと説明をしてまいりたいと考えております。

記者

  関連してもう1点伺います。これまでもですね、複数の報道機関によって報道されているところですが、当該の事業者からですね、当時の生産局の幹部に会食・接待のようなことがあったというふうなことが報じられております。これについてはですね、いわゆる利害関係者との飲食を禁じる、公務員倫理規程に違反する可能性もあると思うんですが、調査される考えはありますか。

大臣

  御指摘のような報道があったことからですね、国家公務員倫理法上の観点から、事実関係を確認するよう指示をいたしておりまして、現在、事務方による確認作業を行っているところであります。

記者

  そうしますと、一定の調査の内容というのがですね、ある程度判明したら公表されるお考えというのはあるんでしょうか。

大臣

  まずは、この確認作業を進めてまいりたいと考えております。

記者

  ちょっと関連なんですけれども、今調査されているということで、大体の目途はどのぐらいまで、調査の目途は立っているんでしょうか。

大臣

  これは今、指示をしておりますので、速やかにということになると思います。

記者

  結果が判明次第、速やかに。

大臣

  はい。

報道官

  他よろしいでしょうか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上